Googleフォトの無制限が今年の6月で終了が発表され、新たな写真保存先を考えていましたが、自宅にあるSynology製のnasと、同社がリリースしている写真管理アプリMomentsで、スマホ・タブレットの写真を保存することにしました。
Synologyのnasの購入の話はこちら
SynologyのMomentsで写真管理
Synology社は2つの写真管理アプリをリリースしており、Photo StationとMomentsがあります。公式サイトの見解では、Photo Stationは法人・プロ用、個人向けにはMomentsと言っていますが、設定や導入の手軽さだと、Momentsが圧倒的に簡単なようですので、私はMomentsにすることにしました。
パソコンでSynology DiskStationを開き、Momentsをインストール
*私は既にインストール済みなので「開く」になっています。

インストールすれば特に設定はありません。
続いて、バックアップしたいスマホなどの端末に、アプリをインストールする。AndroidやiPhone/iPadにも対応しています。
インストールした後、ログインをし簡単な設定でバックアップが開始できます。

個人的にはいくつか別途初期設定をする方が良いと思います。
Momentsアプリのお勧めの追加設定
Wi-Fiのみ同期
「その他」→「画像バックアップが完了しました」(バックアップしていない間の表示)をタップし、下記の画面で、「Wi-Fiのみでアップロード」などを選択します。

保存するフォルダの選択
この機能はAndroid版のみ。iPadで見るとありません。
私が気に入っている点でもありますが、バックアップ元のフォルダを選択ができます。DCIMは写真の保存元でありデフォルトでオンですが、その他はオフになっているので選べます。
以前OneDriveへのバックアップでは、Whatsappの投稿写真等を片っ端からバックアップされたり、使ってないアプリ内(Foodieなんかいつ入れた覚えてないしアプリは消去済み)の写真を避けるためにも、必要な分だけ選んでバックアップする方が良いですよね。

サムネイルの事前取得
また、「その他」→「設定」からもいくつか設定ができます。「事前取得」はデフォルトでオフでしたが、写真の閲覧を考えるとオンが良いですね。キャッシュは溜まりますが、キャッシュ最大サイズも「キャッシュ管理」から出来ます。私の場合、(写真は1万枚くらいで)100MB程度です。

1週間ほど使ってみて

既にMomentsを導入し1週間ほど使っています。現在のところ感じた良い点と残念な点をご紹介します。
良い点
- 設定が非常に簡単
- 自宅なのでHDDサイズは自分次第でかなり大きい
- バックアップするフォルダなど設定が可能
導入の設定は非常に楽でした。スマホ・タブレットそれぞれでアプリを入れログイン・設定です。また、自前のHDDですので、容量は(足せば良いので)無制限と思って気軽にバックアップ可能です。
そして、気に入っている点が、設定の話でも書きましたが、バックアップ元を選択可能なのが良いですね。
残念な点
- (特にバックアップ中は)通信が遅い
- フォルダが日付と端末で分かれている
- 編集機能などは無い
バックアップ中は、Synologyのモデルにもよると思いますが、DS118ではかなり遅くなります。例えば、バックアップをスマホで行いつつ、パソコンで写真を見ようとすると、画面表示されるまですごく時間がかかります。

また、一番個人的に残念と思っているのが、バックアップ後のフォルダです。例えば1つの写真を、フォルダから見ようと思うと、「Drive」→「Moments」→「Mobile」→「Pixel 3 XL」(端末名)→「DCIM」→「日付」で、やっと写真ファイルに着きます。
普段の利用では、Momentsアプリか(パソコンなら)ブラウザで、写真一覧をスクロールしながら見れて、ダウンロードもできるので不便は無いと言えば無いのですが・・・
*念の為:アプリMomentsを利用するにはSynologyのnasが必要です。