さくらインターネットで超簡単に無料でSSL(HTTPS化)へ移行できた

雑記

さくらインターネットから、「さくらのレンタルサーバ 無料SSL機能提供開始のお知らせ」のタイトルで昨夜メールが来ました。10月からGoogleが常時SSL(HTTPS化)されたサイトを優遇するなどの話があり、悩んでましたが朗報です。

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さくらレンタルサーバーのHTTPS化

2017年10月17日より、さくらのレンタルサーバ/マネージドサーバにおいて、無料SSLサーバー証明書「Let’s Encrypt」をコントロールパネル上から簡単に設定できる機能の提供を開始いたしました。

無料で」と「簡単に」の言葉が普通入っていると怪しいものですが、手順どおりしないでハマりましたが、結局はすごく簡単で無料でした。

なぜ、手順通りしなかったかと言うとマルチサイトだからです。簡単プラグインがあるけどマルチサイトには対応しているか分からない状態だったので、手順を無視したのですが、結局は手順通りでした。

公式サイト:https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000136822–無料SSL-サーバコントロールパネルからの導入手順

さくらレンタルサーバーで運用しているWordpressをHTTPS化手順

まずは兎に角バックアップをします。

さくらの管理画面からSSL登録

さくらのコントロールパネルからドメイン設定のページに移動します。SSL化がされていない状態の私のサイトは下記の通りです。

「登録」をクリックします。

「無料SSLの設定へ進む」をクリックします。

「無料SSLを設定する」をクリックします。(何も考える必要はありません)

下記の画面で、完了です。

「https://nekoriki.net」を試しに開いてみます。まだダメですね。

20分ほど待つと、「[さくらインターネット]SSLサーバ証明書発行のお知らせ」のメールが来ます。これで、https://付きを開くと通常通りのサイトが開きます。この状態では、httpでもhttpsでもどちらでもサイトを見れます。

*サイトが停止することはありませんでした。

WordPressに専用プラグインを導入

次に、Wordpressのプラグイン画面から、検索「SAKURA RS WP SSL」と検索しプラグインをインストールします。

マルチサイトの話になりますが、「サイトネットワークで有効化」にします。通常の1つサイトだけなら、「有効化」です。

実はここで考えてしまい、手順を無視しました。「サイトネットワークの管理」に、このプラグインの設定が出てきません。そのため使えないと思ったのですが、個別のページのプラグインの設定からで問題なかったです。

主サイトの管理画面へ移動し「設定」から、「SAKURA RS WP SSL」を選択します。

沢山の文字が書かれていますが、基本的には確認です。事前に全て準備できたかを聞いていますので、問題なければチェックを入れます。「SNI SSL」を選択です。

チェックを全て入れると、一番下のボタンが有効になるので、クリックします。

以上で、完了です。

簡単です。待ち時間抜けば、作業時間は3分程度でしょうか。

*サイトネットワークで有効化していますが、サブサイトで上記の設定をする必要はありません。

外部イメージリンクなどを修正

外部リンクなどでSSL対応版を使っていない場合は手動で直して行きます。

例えば、Chromeでサイトを開いて、ページ内全てが対応されていると下記の様になります。

しかし、一部でもSSL化されていないイメージリンク等があるページでは、今まで通りの警告マークが着いています。

上記のマークがある際は、Chromeであれば、「その他のツール」から「デベロッパーツール」を開き、右上の三角の黄色をクリックします。

一覧で、httpのアドレスが確認できますので、投稿画面から修正です。

手動で修正するところが無いければ、サイトでの変更は全て完了です。

また、上記のエラーメッセージなしに、イメージが表示されないことがあります。私の場合は、「アプリーチ」でiPhoneのイメージを選んでいるのが全滅でした。1つづつ、Androidのイメージに直す必要がありました。

Googleサービスなどを変更

Google AnalyticsやGoogle Search Consoleは、httpでの登録になっているので、httpsへ変更します。「プロパティ設定」内と、「ビュー設定」の2箇所あるのでお忘れなく。

Google Search Consoleは、新規で登録になります。Analyticsを先にしておくと所有権の確認が楽になります。

両方設定できたら、再度Analytics側でも、Search Consoleとの紐ずけを直します。「プロパティ設定」内の「Search Consoleの調整」と進み、下記の画面に行きます。「削除」を押すと別画面が出るので削除します。再度下記画面の「削除」を押すと、新たに紐ずけしたい(Search Console登録済み)サイト一覧が表示されるので選択します。

これを忘れると、Analytics側の「Search Console」内のデータが0になります。

まとめ

上記で上手くいかない場合、私が手順無視して行った以下2点を試してください

  • WordPressで、SiteUrlとHomeのアドレスをhttpsへ変更した
  • Search Regex(プラグイン)で、「https://nekoriki.net」を「https://nekoriki.net」検索置き換えをした。(://以降は自分のサイト名です)

手順に戻ってからも、上記は特に問題がないので、変更したままにしています。

非常に簡単ですが、手動で作業が少し面倒です、ミスが無ければ、サイトが止まることはありませんので、すぐにでも移行するのが良いかと思います。

さくらインターネットは安くて良いのですが、SSL化が有料でした。しかし、今回無料版もサポートし、かつ非常に簡単にできるので、「はてな」などから移行するのに検討してみるのも良いですね。