楽天モバイルの1GBまで無料のプランUN-LIMIT VIと、IIJmioのギガプランをeSIMで併用する、デュアルSIMの組み合わせが最強ではないかと、私の中でザワついています。両方でいいとこ取りができ、いずれかの1回線契約、あるいは他社の格安SIMを含めても、最安でおすすめと思います。
楽天モバイルアンリミット6を1GB以下に抑えて、IIJmioギガプランeSIMで2GBを契約すると、実質月々3GB・440円で利用可能なのです!!
楽天モバイル と IIJmioのそれぞれのメリット・デメリット
楽天モバイルは、UN-LIMIT VIでは1GBまでの利用が0円と、3GB利用でも1,078円と非常にお安く利用ができる様になり、月々データ通信利用が少ない人にもお勧めできる物になりました。
一方で、3GBを超えると2,178円となり20GBまで同額です。多く使う人には良いのですが、例えば(パートナー回線のみで利用で)月々5GBだけの人では、5GB/2,178円と少しもったいない状態になっています。
そんなプランの”穴”を狙ってか、IIJmioがギガプランと称し素晴らしいプランをリリースしました。
結論から先に言いますが、楽天モバイル アンリミット6とIIJmioギガプランeSIM併用がデュアルsim最強の組み合わせで、おすすめなのです!!
楽天モバイルのUN-LIMIT VIの特徴(メリット・デメリット)
別記事で楽天モバイルのメリット・デメリットを記載しているので、今回は手短に行きます。契約するか思案中の方は、下記の記事もご参考に(私自身が、楽天モバイルユーザーになるまで徹底調べした事書いています)
楽天モバイルの良いところ(メリット・長所):
- 1GBまでなら無料
- 電話かけ放題
- SIMが選べる(交換・再発行無料・価格差なし)
- 一定額で無制限のデータ通信が可能
- スピードが結構出る(特に楽天モバイルエリア)
楽天モバイルの短所(デメリット・弱点):
- 段階制の差が大きい(3GBの次が20GB)
- 人口カバー率が低い
- パートナー回線では5GBまで
- 5Gエリアが狭い・まだ時間がかかりそう
楽天モバイルは、電話のかけ放題が料金に含まれているのが素晴らしい。そして1GBまで無料と20GB以上からは無制限で定額3,278円/月(税別2,980円/月)が特徴ですが、3GBから20GBの間は値段(2,178円/月)は一律で、段階がありません。

また、スピード的にも格安SIMに比べると格段に速いのも特徴です。ただ人口カバー率の観点で言うと難点です。そのためパートナー(au)回線でカバーはされますが、月々5GBまでになっている点と、次世代通信の5Gエリアは未対応で、さらに狭い状況です・・・
IIJmioギガプランの特徴(メリット・デメリット)

画像:IIJmio
IIJmioのギガプランは、以前の他のプランに比べ大幅に値下げをしています。これは他社格安SIMの追随を許さない価格です。さらに格安SIMで唯一eSIMを出しています。
そして、ギガプランのeSIMが特に安い!!
IIJmioの良いところ(メリット・長所):
- ドコモ・auの回線でエリアは全国
- 価格が安い・基本プランも追加データも
- データが繰越やシェアできる
- 5Gにも対応
- 使えるスマホ端末が豊富
IIJmioの短所(デメリット・弱点):
- 格安SIMなのでスピードの限界はある
- eSIMはデータ通信のみ(物理SIMプランは少し高い)
- 最小は2GBで最大20GBまで
- SIMでプランの料金が変わる
IIJmioは、元々格安SIMでも安めな料金設定でしたが、ギガプランで更に安くなりました。フルMVNOと言われており様々な最新技術を取り入れ、eSIMを販売などをしています。また大元の回線がドコモ・auでもありエリアカバーに問題ありません。
しかし、格安SIMである以上キャリアに振り回される事もあり、スピードに関しても限界があります。
楽天モバイルとIIJmioデュアルSIMが最強じゃない?
そこで思うのが、楽天モバイルとIIJmioの2つ両方使えば(デュアルSIMが)最強じゃない?です。
楽天モバイル x IIJmioの料金を見る
楽天モバイルのUN-LIMIT VIとIIJmioのギガプランを比較します。
IIJmio単体は音声つき通常SIM、デュアルSIMでは楽天モバイルで通話・IIJmioのギガプランeSIM側だけデータ通信を想定した料金です。
楽天モバイル だけで | IIJmioギガプラン (通話あり)だけ | IIJmio ギガプラン eSIM(データ) | |
~1GB | 0円 | ー | ー |
2GB | ー | 858円 | 440円 |
3GB | 1,078円 | ー | ー |
4GB | ー | 1,078円 | 660円 |
8GB | ー | 1,518円 | 1,100円 |
15GB | ー | 1,848円 | 1,430円 |
20GB | 2,178円 | 2,068円 | 1,650円 |
無制限 | 3,278円 | ー | ー |
追加データ | 550円/GB | 220円/GB | 220円/GB |
それぞれ単体で使う場合は電話基本料金込みですが、楽天モバイルは通話かけ放題でIIJmioは通話には別途料金(アプリで30秒11円)が発生します。
ですが、楽天モバイルとIIJmioのデュアルSIMだと、通話を楽天モバイルで無制限かけ放題にし、データは安いIIJmioに任せて、IIJmioにだけ支払いで済みます(良いのでしょうか?)。
あるいはデータを多く(無制限に)使いたい、少しだけオーバーしそうな時に楽天モバイルを利用する方法もあります。
また、楽天モバイルは海外でも使えるので、旅行・出張の際にはかなり役立ってくれますよね。
楽天モバイル x IIJmioのデュアルSIMで、長所・短所を見る
更に楽天モバイルとIIJmioの各弱点を並べて比較すると、それぞれが相殺してくれそうです。
楽天モバイル | IIJmio |
段階制の差が大きい | 2・4・8・15・20GBと分かれている |
人口カバー率が低い | ドコモ・au回線で繋がりやすさ最強 |
パートナー回線では5GBまで | 全国共通でのギガ数 |
5Gエリアが狭い・ まだ時間がかかりそう | キャリアの予定で進むので早そう |
特に楽天モバイルエリアで高速 | 格安SIMなのでスピードの限界はある |
SIMと料金は関係なし | eSIMはデータ通信のみ |
1GB以下無料・無制限がある | 最小は2GBで最大20GBまで |
SIMに関係なく同額・発行手数料も無料 | SIMでプランの料金が変わる |
特にIIJmioのeSIMはドコモ回線を利用していて、ドコモ回線は一番つながりやすいと定評がありますよね。しかし格安SIMはピーク時に弱い弱点もあるので、使い分けるとエリア+スピードを手に入れれます。
その他にも、IIJmioは繰越やシェアありで、楽天モバイルはスマホが限られるのですが、IIJmioは対応スマホが豊富、eSIMが両方選べるのですが、IIJmioはeSIMだけ安く、楽天モバイルはSIM関係なしです。
楽天モバイルとIIJmioのデュアル回線用のスマホの選び方
上記のそれぞれの料金とメリット・デメリットをまとめると、次の順番で進めるのがおすすめです。
- 楽天モバイル対応のスマホ(eSIM付きデュアルSIM)を選ぶ
- 楽天モバイルは物理SIMとして電話番号付きにする
- IIJmioでeSIMでデータ専用選択する
一番目のスマホ選びですが、楽天モバイルで購入できるeSIMとnanoSIMのデュアルSIM対応のスマホは次の通りです。
- OPPO Reno5 A
- AQUOS sense4 Lite
- OPPO A73
- iPhone 12 Pro Max・12 Pro・12・12 mini
- iPhone SE
楽天モバイルでは、最大25,000ポイントの還元があるので、スマホ本体を購入するなら楽天モバイルで行うのが良いです。
しかし、楽天モバイルに既に加入済みでキャンペーン対象外の場合は、SIMフリー機をおすすめです。iPhoneならアップルストアか家電量販店で、OPPO A73やOPPO Reno5 AならAmazonがお安いです。尚、AQUOS sense4(SIMフリー)は、nanoSIMx2でeSIM未対応に注意です。
もし、新規でSIMフリー機を用意するつもりなら、Google Pixelシリーズ(Pixel 5や4a)も検討をおすすめです。
楽天モバイルで実質1円スマホ
スマホをいくつか上記で紹介しましたが、デュアルSIM用にスマホを購入するなら、今がチャンスかもしれません。と言うのも、現在下記二つが、それぞれ値下げとポイント還元増量で、実質1円のモデルになりました!。
- AQUOS sense4 Lite
32,800円→25,001円、15,000ポイント→25,000ポイント = 実質1円 - OPPO A73
30,800円→25,001円、25,000ポイント = 実質1円
この2モデルは、eSIM/nanoSIMモデルであり、楽天モバイルでも上位人気の機種です。5Gには対応していませんが、まだ5G無くても大丈夫ですよ、多分。
楽天モバイル x IIJmioデュアルSIMは、どんな人がお勧めか
料金を見てお気づきかと思いますが、特定の人に楽天モバイルとIIJmio両方を使うのはお得になりますが、片方だけの方が良い人も多そうです。
~1GBの極小データ利用なら、楽天モバイル単独
楽天モバイルの1GBまで無料な限り、データ通信をあまりしない人には1択で、楽天モバイルだけを使うのが良さそうです。Wi-Fi環境が整っている人も最近は多いと思うので、急な大容量通信が必要な時だけ段階制で利用もできる楽天モバイルが便利です。
1GB〜27GBは、楽天モバイル x IIJmioのデュアルSIMだ!
今回の記事のメインの話です。1GBから27GBの間を使う人はデュアルSIMがお勧めです。20GB以上の人でも、IIJmioの追加データが非常に安く1GB 220円ですから、27GB(IIJmio:1,650円+220円x7GB=計3,190円 <楽天モバイル:3,278円)まで使う人もデュアルSIMがお安くなります。
電話は楽天モバイル・データはIIJmioですね。
楽天モバイルのRakuten Linkはデータ通信要
楽天モバイルの電話は、専用のアプリ(Rakuten Link)を利用した場合のみ、国内完全電話かけ放題です。しかし、このRakuten Linkと長所であり短所であるのが、データ通信を利用した電話になります。
楽天モバイルの通信を利用している場合は、Rakuten Link利用分がカウントフリーになります。しかしデュアル回線で、楽天モバイルのデータ通信を止めて、IIJmioのデータのみ利用すると、Rakuten Linkは利用できるのですが、データ通信がIIJmio側でカウントされます。
これへの対策はありません。
ただ、楽天モバイルは公開していませんが、よく似たサービスで通話の通信量を公開しているのを見ると微々たる物です。
- 050Plus:1分間の通話で約250KB
- LINEの通話:1分間の通話で0.3MB
例えば、LINE通話で1時間話して18MBのデータ利用です。毎日1時間話したとしても30日で、540MB(約0.5GB)のデータ利用だけです。
Rakuten Linkでも近い数値だと思われるので、ギガプランの4GB〜などのデータプランなら気にするほどでは無いと思います。
トリプルSIMも?楽天モバイル x IIJmiox2で、28・35GBもお得

画像:IIJmio
デュアルSIMだと27GBまでが計算上、楽天モバイル単体より、IIJmioとのデュアルSIMがお得ですが、IIJmioのギガプランのシェアを使うと、実質デュアルSIMで28GB・35GBも理論上お安く運用可能です。
IIJmioのギガプランは、SIMカードを1プラン1枚発行ですが、同一IDのデータ量は合算してみんなで利用か可能です。と言うことは、IIJmioでSIMを2枚発行して、運用だけ1枚でも全部のデータは使えるはずですよね。
そこで試算すると、
- 1,650円(20GB)+1,100円(8GB)=2,750円(28GB)
- 1,650円(20GB)+1,430円(15GB)=3,080円(35GB)
- 1,650円(20GB)+1,650円(20GB)=3,300円(40GB)*参考
28GBと35GBでも、楽天モバイル単体より安く出来ます。(40GBになると22円高い)
※回線の開通等アクティベーションするためにeSIMが使える端末が必要になると思うので、完全にスマホ1台ではトリプルSIMは難しいかもしれません。iPad等eSIM対応タブレットを持っているなら、ありの考え方ではないでしょうか。
無制限なら楽天モバイル
無制限なら楽天モバイル単独です。27GB以上はIIJmioを使っているとデータを追加し続けることになり、どんどん料金が高くなります。ただ、楽天モバイルエリア外でもデータ通信をよく使う場合は、両方を使い分ける方が良いです。
楽天モバイルは、楽天モバイルエリア内はスピードの速さに定評がありストレスなく使うことを考え、また広範囲の移動があり圏外を減らしたいならIIJmioのドコモ回線と、使い分けのデュアルSIMもあり。
金額ではなく、通信(エリア・スピード)環境重視ならデュアルSIM
上記3パターンは、金額だけ見た場合でした。しかし無制限のところでも触れましたが、使い分けるならデュアルSIMです。やはり、IIJmioのドコモ回線による繋がりやすさと楽天モバイルのキャリアとしての通信速度両方の恩恵を受けれる最良の方法かと思います。
ピーク時は楽天モバイルを主に使い、地方やビルの谷間へ行く際はIIJmioを利用。
まとめ:楽天モバイル x IIJmioデュアルSIMについて
楽天モバイルとIIJmioの組み合わせいかがでしょうか?この発想を思いついたのがIIJmioの発表されて直ぐで記事にしました。その後、多くのサイト・ブログさんも、同じ内容を書いていています。
本当に最初に考えたのはIIJmioの中の人だと思いますが、楽天モバイルとIIJmioのデュアルシムは、多くの人が考えつく良い組み合わせであることは間違いありません。
実際eSIMを使うとかなり安く抑えられ、1回線利用より2回線(デュアルSIM)がお得になっています。
eSIMだけでなく物理SIMの場合でも、IIJmioのギガプラン料金が少し高くなりますが、追加データが1GB220円とかなりお安いこともあり、実はメインが何でも、IIJmioはサブ・副回線としておすすめなのです。
eSIMプランなら2GB440円から!
iPhoneが安い!
\今なら月額料金3ヶ月も無料!/
コメント
とても参考になりました(^-^)
デュアル契約を検討していますが、端末を選ぶ際は、nanoSIMとeSIMと記載がある物を選べばよいのでしょうか?現在、AQUOS sense4 liteとoppoA73で悩んでいます。
どちらがオススメでしょうか?(^-^)
こんにちは
はい、そうです。
IIJmioのギガプランはデータ専用の通常SIMがeSIM版より、280円/月(税抜)ほど高くなるからです。
oppoA73は、Felica(おサイフケータイ)未対応ですので、私ならAQUOS sense 4 liteを選びますね。
(ただカメラの違いやデザイン性とか悩ましいですよね。両方ともお勧めなモデルです)