アトム ザ・ビギニングを読んだのですが、面白いです。そう言えばと思って、考えると色々手塚治虫原作漫画が新しく出てて読んでいました。ブラックジャックなどのオリジナルもかなり面白いですが、色々な人がそれぞれの絵柄で手塚ワールドを漫画にしているのも、いい感じです。
やはり手塚治虫氏は天才ですよ。鉄腕アトムって1952年に連載開始ですよ。何年前!?って感じですよね。65年ですよ。その時代にロボット漫画作って今も色あせないって、未来人かなとも思えるくらいです。
いっそ、全作リメイクしてくれないかな・・・
手塚治虫原作の面白い最近の漫画4選
アトム ザ・ビギニング
アトム誕生を描いた漫画ですが、オリジナルとは違う背景で書かれています。現在4巻まであり、読みましたが、まだアトムは出てきません。
しかし!「心やさしい 科学の子」と紹介さるロボット、A10 6が出てきます。「あ・と・む」ってか?とは、まだ言ってません…。
天馬博士とお茶の水博士が、まだ大学生で(博士ではないですが)人工知能の研究をしています。敵は現れバトルもあり、カッコいいですよ。そして、心優しい科学の子として、この変な生みの親二人と頑張っています。
1巻の表紙にも登場する、F14という名前の猫、通称トムがなかなかいい味出しています。この猫はオリジナル鉄腕アトムにいたのか分かりません、いい脇役です、目がいい!
ロボット漫画として楽しみな作品です。
6巻(2017/6)
ヤング ブラック・ジャック
伝説の医療系漫画であるブラック・ジャックをベースにし、間黒男(ブラックジャック)を主人公にしています。1960年代の学生運動のあたりを時代背景としていますが、オリジナル「ブラックジャック」より少し前、間黒男が学生で、医師免許を取ることを夢見ていながらも、独学で学んだ技術で、無免許ながら手術し人助け?借金返済?する姿を描いています。
1話・数話完結型で、時間軸はストーリー毎に異なります。高校生時代の話などもあり、前後する時もあります。
ブラック・ジャックのリメイク版で沢山出ていますが、全巻で1〜2巻と短く、ブラックジャック系では、10巻以上続く最長編作品です。
12巻(2017/4)
ダイモンズ
仲間に裏切られ両腕を失った主人公が、復讐のために、ゼスモスと言われる超能力で義手を動かし戦う姿を描いたアクション漫画です。手塚治虫氏の可愛さのある絵柄ではないですが、バトルと復讐を題材にしているのでマッチしています。
全13巻
PLUTO
YAWARA!・20世紀少年などの名作を輩出してきた浦沢直樹氏が手がけた作品です。自身も手塚治虫の大ファンであり、熱望し製作に至っています。鉄腕アトムを題材にして、ドイツの刑事ロボットケジビトの視点から描かれ、終盤からはアトムが主人公になります。
多くのロボットは、人間同様に描かれていて、ロボットにも人権があり普通の生活を営んでいる世界です。謎の人?ロボットが、次々と連続殺人・殺ロボットする目的と犯人探しを描いた探偵漫画でもありますが、若干イ○ク戦争勃発を彷彿とした社会派的な感じもします。
作者は、「MONSTER」でもドイツを舞台したり、海外を舞台にした漫画も数作あり得意とされていますね。
全8巻
手塚治虫漫画おまけ
ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜
原作が手塚治虫氏ではありませんが、彼の行動を描いた漫画です。関係各所にインタビューを行って作成されたドキュメンタリー漫画です。漫画が本気で大好きだった人だなと感じることができます。日本の漫画を世界一にしたのは、この人あってのおかげと思います。
全5巻