政府の強い要望から生まれた、新料金プランが大手3社から出そろいました。auは色々先行で打ち出した案は、ドコモやSoftbankにつぶされた形で、大手3社ともに今までにはない大幅な値引きと、それぞれが特徴を出しています。
ただ、楽天モバイルが以前から出している料金プランへ3キャリア共に横並びの点が、どこまでも行っても、通信キャリアは仲良いよねと思うところですが・・・
4キャリアの新料金プラン比較
テーブルにして、4社の現在ある情報で比較です。太字は注目ポイントとして強調しています。
ahamo (ドコモ) | povo (au) | Softbank on LINE | 楽天モバイル | |
基本料金 | 2,980円 | 2,480円 | 2,980円 | 2,980円 |
月々データ量 | 20GB | 20GB | 20GB | 無制限(エリア内) 5GB(パートーナー) |
かけ放題(基本料金へ込み) | 5分かけ放題 | ー | 5分かけ放題 | 無制限 *アプリ利用 |
通話料金 | 20円30秒 | 20円30秒 | 20円30秒 | 20円30秒 |
通話オプション | かけ放題 1,000円 | 5分かけ放題 500円, かけ放題 1,500円 | かけ放題 1,000円 | ー |
海外ローミング(データ) | (基本の)20GB/月 海外82地域利用可 15日以上通信制限あり | ー | ー | (別枠)2GB/月 海外66地域利用可 |
海外ローミング(電話) | ー | ー | ー | 海外66地域で国内同様 (その他はWiFiで対応可能) |
国際電話 | 情報なし | 情報なし | 情報なし | 海外66カ国かけ放題 980円 |
データカウントフリー | ー | ー | LINE | ー |
データオプション | ー | 24時間使い放題 200円 | ー | ー |
データ追加料金 | 1GB/500円 | 1GB/500円 | 1GB/500円 | 1GB/500円 |
ドコモ ahamoも一押し点と注意点
海外82カ国での利用で、国内の月々分20GBが使える点はかなり強みです。あまり海外旅行へ行かない人でも、別枠オプションと言うわけでもなく、国内で20GBを使う延長になるので、年に1〜2回海外旅行へ行く人にもあると便利なサービスかと思います。
ただ、国内利用だけを考えた場合は、独特のサービスが無いと感じるので、国内利用が主の人には、微妙な選択肢になるかもです・・・。
au povoの一押し点と注意点
他社より500円安い基本料金に設定されています。電話をあまり使わない人(月に十数分以下)なら、オプションをなしにして最安値プランはかなり魅力です。500円/20円=25、25×30秒=12分30秒以上月々使うならオプションを選べばいいだけですが。
やはり、povoの一押しは、200円24時間使い放題トッピングですかね。これは非常に便利だと感じます。旅行等で通常の通信環境や生活スタイルから離れる場合に利用できますよね。あるいは週末だけトッピングなど、自宅にWi-Fiが無い環境の人にも柔軟に利用ができそうです。
Softbank on LINEの一押し点と注意点
少し他社よりサービスの売りが弱い感じもしますが、20GBをほぼ使い切る人にとっては、今回の各社プランで唯一のデータフリーがついているところは見逃せません。特にahamoは海外に強そうとイメージがありますが、国内利用だけ想定しオプションなしなら、LINEが無料な分、Softbankに軍配が。
ただですね、格安SIMでLINEが無料を売りにしているLINEモバイル(Softbank on LINEに合わせて終了になりそう)が公開するデータだと:
LINE通話のデータ通信量:
https://mobile.line.me/guide/article/30013500.html
音声通話:1分 0.3MB
ビデオ通話:1分 5.1MB
ビデオ通話を1時間して307MB使うことになります。もし毎日1時間ビデオ通話をしている人なら、307MBx30日=9,210MBとなり、約9GB使うのですが、そこまでLINEを使っている人がどれほど居るのか・・・
よく通話する人でもビデオ通話が少ないなら、1時間18MB程度のLINEデータフリーは、あまり大きな特典とも言えないかも・・・。
楽天モバイルの一押し点と注意点
今回の大きな流れを作った立役者でもある楽天モバイルですが、国内通話が完全無料やエリア内のデータ通信が無制限、さらに海外でもデータ通信ができたり、無料で電話発信受信ができると、他社に無いサービスがあるので、やはり見逃せないですよね。
ただ、やはりエリアの狭さや、使えるスマホが限られる(最新iPhoneでも一部サービスが使えない)などと条件があるのが厳しいですよね。都会で最新モデルのAndroidユーザーならそんな事全く関係ない訳ですが・・・。
4キャリア新料金プランまとめ
料金は横並びになりましたが、それぞれが特徴を持った事で、同じ料金ならと目的別に探しやすくなったとも言えますね。
海外へよく行くならahamoか楽天モバイル!
個人的には、楽天モバイルとahamoの海外向けのサービスに衝撃を覚えました。今までのキャリア・格安SIMいずれにおいても、基本料金で海外でも使えるサービスは無いのではと思うので、かなり大きな変化と思います。
しかし、ドコモahamoと楽天モバイルの海外対応にも違いがあります。そのため、年に1〜2回海外に行く人にはドコモのahamo、毎月のように海外に行くなら楽天モバイルが良いのではと思います。楽天モバイルの海外での通話が国内同様で66カ国で使え、Wi-Fiで発信・着信が使える点はかなり強いですし、オプションでかけ放題もあります。ただドコモahamoが20GB使える一方で、2GBと少し寂しい・・・。楽天モバイルの海外利用データ量が増えれば、海外に行く人にはダントツ鉄板になりそうですが・・・
データ通信を考えるならauのpovoか、楽天モバイルか
auのpovoのダントツ一押しは、200円で24時間無制限データ利用のトッピングだと思います。旅行など外出先でも動画視聴がデータ量を気にせず使えるのはかなりありがたいです。一方で楽天モバイルは楽天エリア内であれば無制限利用が可能なので、主に都会であれば楽天モバイルも強いですよね。
まとめのまとめ、オススメはpovoかahamoになるかな
正直言って、Softbank on LINEは、少しインパクトが弱い感じもします。LINEのデータフリーと言っても、LINEモバイルユーザーにしてみれば高すぎるし、20GBもあるので、かなりターゲットが絞られる気がします。例えば毎日LINEで長電話するけど家にWi-Fiが無い、遠距離恋愛や単身赴任的な人ですかね・・・。
楽天モバイルは対応エリアの弱さが気になるところです。4Gを加速させているようですが、その間に他社は5Gを加速・・・。
povoがやっぱりお勧めかな?
ahamoは海外向けで衝撃がありましたが、日々国内で使うならSoftbank on LINEより劣る感じのサービス(データフリー等ない)です。(povoに5分かけ放題をつけたら)料金が全て全く横並びになり、Softbank on LINEが1つ抜ける感じもしますが、LINEの無制限がそこまで必要なほど20GBをフルに使う人は別として、いざと言う時の200円24時間トッピングを考えると、一番のお勧めは、povoかな・・・
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